錦市場(にしきいちば)は、京都にある有名な市場で、地元の食材や京都のかわいい雑貨が揃う観光客にも大人気のスポットです。ここには地元住民はもちろん、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
今回は、そんな錦市場の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から錦市場へのアクセス
京都駅から錦市場へ行くには、バスを利用するのが便利です。
バスターミナルは、京都駅の中央口を出たすぐの場所にあります。
A2と書かれた標識が目印です。
京都駅からは、約15分で到着します。
錦市場の見どころ
錦市場の東側のスタート地点近くには、錦天満宮(にしきてんまんぐう)があります。ここは京都の繁華街の唯一の鎮守社で、気軽に立ち寄れるスポットとして、多くの人々に親しまれています。賑やかな商店街から一歩入ると、境内(けいだい)は静かで落ち着いた雰囲気が広がります。ここが京都一番の繁華街とは思えないほどの静寂さが感じられます。
さらに注目なのは、日本のメディアでもよく取り上げられる一風変わった鳥居です。近づいてよく見ると、鳥居が両側のお店の壁に突き刺さるようになっていて、思わず驚きました!
境内の入り口には、たくさんの提灯(ちょうちん)がかかっていて、照らされた提灯がとても美しいです。
錦市場は約400年以上の歴史を持つ伝統的な市場です。昔は地下水で生ものを冷やしていたことから、天然の冷蔵庫として重宝されていたそうです。
現在、錦市場には約120店舗が並び、新鮮な野菜や魚はもちろん、京都の伝統的な料理やお寿司、おばんざい(和風のそうざい)を楽しめる楽しいスポットになっています。食べ物以外にも京都の素敵な雑貨が豊富にあり、お土産選びにも困りません。今回は、錦市場の錦天満宮側からおすすめのお店を4つご紹介します!
01. 可愛らしい京雑貨 / 舞扇堂(まいせんどう) 錦市場店
舞扇堂では、扇子(せんす)やがま口、アクセサリーなどの和雑貨が豊富に揃っています。お店の方によると、靴ひも、扇子、ふろしき、西陣織(にしじんおり)の小物が特に人気だそうです。
和風の柄が施された靴ひもは、とても可愛らしい印象です。
外国人にも人気のある漢字入りの扇子もあります。
風呂敷は、なんとその起源が不明なほど古くから使われてきたそうで、特に鶴や鯉がデザインされたものが人気です。環境に優しく、繰り返し使えるのも魅力ですね。
西陣織のペンケースやティッシュケースもおしゃれで人気です。
02. ふわふわ卵のオムレツ / 田中鶏卵(たなかけいらん)
田中鶏卵は、だし巻き専門店で、創業90年を超える老舗です。ふわふわのだし巻きは、一口食べると美味しい出汁が広がります。
原材料はだしと新鮮な卵だけというシンプルさで、余計なものは一切使っていません。これが京料理の真髄ですね。
メニューにはう巻きもありますが、やっぱり一番人気は具材が入っていない通常のだし巻き。サイズは大中小の3種類から選べます。
店内には食べるスペースもあり、お持ち帰りもできます。私も持ち帰って自宅で楽しみましたが、ふわふわで本当に美味しかったです。
03. 抹茶のスイーツ、お土産 / 抹茶スイーツ館 茶和々(さわわ)
抹茶スイーツ館 茶和々は、抹茶専門店です。1階はお土産屋さん、2階はカフェになっています。
お土産屋さんでは、さまざまな抹茶スイーツが揃っていて、お土産選びにも最適です。
お店の方によると、抹茶の粉末が一番人気とのこと。
私も試してみましたが、鮮やかな緑色のパウダーが香り高く、まろやかで後味が良かったです。
2階のカフェでは、その場で抹茶を楽しめます。
04. サーモンのカルパッチョ、牡蠣 / 鮮魚木村(せんぎょきむら)
鮮魚木村は江戸時代から続く魚専門店で、地元の人も観光客も多く訪れるお店です。
店頭に並ぶ新鮮な魚介は圧巻で、気さくに注文もできます。
特に人気のトロサーモンのカルパッチョは、口の中でとろける美味しさです
また、牡蠣(かき)も大人気で、目の前でさばいてくれます。身は大きく、ぷりぷりの食感が楽しめますよ。
錦市場の基本情報
なお、錦市場では、歩きながら食べるのは禁止されています。各店舗で購入した商品は、店舗内イートインスペースなどで飲食可能です。ルールとマナーを守って楽しみましょう。
近くには、京都侍&忍者ミュージアムなどの観光スポットもあります。もし興味があれば、以下の記事もあわせてご覧いただけると嬉しいです。