南禅寺(なんぜんじ)は、13世紀ごろに建てられ、紅葉の名所として知られています。広さ4万坪を超える境内には、約300本のカエデが植えられており、境内(けいだい)の至るところで紅葉を楽しむことができます。他にも、高さ22mの「三門(さんもん)」や人気のフォトスポット「水路閣(すいろかく)」など、見どころがたくさんあります。
今回は、そんな南禅寺の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から南禅寺へのアクセス
京都駅から南禅寺へ行くには、地下鉄を利用するのが最も速くて便利です。
地下鉄烏丸線は、京都駅の地下2階にあります。上の写真は、地下鉄烏丸線の入り口です。
国際会館行きは、地下鉄の2番ホームから出発します。
京都駅から烏丸御池駅まで、約4分で到着します。
烏丸御池駅から蹴上駅までは、約7分で到着します。「出口1」から出ます。
駅を出て、右側に50mほど進むと、ねじりまんぽ(けあげトンネル)と呼ばれるトンネルがあります。
このトンネルを通ります。
あとは道なりに進むと、南禅寺に着きます。
南禅寺の見どころ
境内に入ってまず目に入るのは、南禅寺のシンボル「三門(さんもん)」です。22mもの高さを誇る迫力の三門は、知恩院(ちおんいん)や仁和寺(にんなじ)と並んで「日本三大門」として知られています。築約400年の歴史があり、重要文化財にも指定されています。
気になったので三門について少し調べてみましたが、三門とは、仏の教えで悟りに至るための3つの関門を指すそうです。欲、怒り、愚かさなどの迷いから解放されることを意味しているとのこと。三門と紅葉を背景にした記念写真も人気です。
拝観料600円でで上の階に上がることができます。日本三大門の中で、上の階に登れるのは南禅寺だけです。
三門の上の階は一周ぐるっと回れるようになっていて、京都の街を一望できます。
上の写真は、三門を通り抜けた東側から見た様子です。ここからの眺めも素晴らしく、紅葉を背景にした三門が美しかったです。
境内には約300本のカエデが植えられており、さまざまな場所で紅葉を楽しむことができます。この日は少し曇っていましたが、運よく夕日が差し込んで、紅葉がライトアップされたかのように輝いていました。とても綺麗でした。
三門を通り過ぎてさらに奥へ進むと、人気のフォトスポットであるレトロなレンガ造りの水路橋(すいろきょう)が見えてきます。これは、琵琶湖の水を京都の鴨川に引き込むために作られたもので、「水路閣(すいろかく)」と呼ばれています。
赤レンガと紅葉のコントラストもまた見応えがあり、しばらく眺めていたくなる美しさです。
実は、今でも琵琶湖からの水がここを流れていて、上水道の水源として利用されているそうです。
この場所は人気のフォトスポットでもあり、多くの人が撮影していました。水路閣の下で撮る記念写真は、写真映えすること間違いなしです。
水路閣の近くには、「方丈(ほうじょう)」と呼ばれる美しい庭園があります。上の写真の建物が、その入り口です。
落ち着いた雰囲気の庭園で、国の名勝(めいしょう)(景色が特によい土地)にも指定されています。
この日は、夕日が差し込んでとても美しい光景が広がっていました。
紅葉の見頃は年によって多少変動がありますが、通常は11月中旬から12月上旬がベストシーズンと言われています。
南禅寺の基本情報
近くには、蹴上インクラインなどの観光スポットもあります。もし興味があれば、以下の記事もあわせてご覧いただけると嬉しいです。