京都でも最も古い神社のひとつとして知られ、世界遺産にも登録されている上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は、677年に創建されました。現在でも、厄除け、災難除け、開運などにご利益があるとして、年間10万人以上の参拝客が訪れる京都屈指のパワー スポットとして親しまれています 。
今回は、そんな上賀茂神社の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から上賀茂神社へのアクセス
京都駅から上賀茂神社へ行くには、地下鉄とバスを組み合わせるのがおすすめです。バスだけでも行けますが、時間がかかるためあまりおすすめしません。
地下鉄烏丸線は、京都駅の地下2階にあります。上の写真は、地下鉄烏丸線の入り口です。
国際会館行きは、地下鉄の2番ホームから出発します。
京都駅からは、約15分で到着します。
「出口2」から出ます。
バス停は、地上に出てすぐのところにあります。
こちらが北山駅バス停のGoogleマップです。
上賀茂神社は、バス停のすぐ前にあります。到着してまず目に入るのは、朱色の「大鳥居」。2020年12月末に新しく建てられたもので、高さ約8m、幅約6mと存在感があります。
上賀茂神社の見どころ
「大鳥居」をくぐると、すぐに見えてくるのが「一の鳥居(いちのとりい)」。参道の両側には芝生が広がり、のどかな雰囲気に包まれています。四季折々の景色を眺めながら、ゆったりと歩きつつお参りに向かうのも良いかもしれません。
上賀茂神社は馬と深い縁がある神社で、上の写真に写っている馬舎では、普段は白い馬がいるそうです 。この日は、暑さに弱い馬が夏休みで不在だったのが残念です 。
芝生の先にあるのが「二の鳥居(にのとりい)」。
「二の鳥居」をくぐると、重要文化財に指定されている「細殿(ほそどの)」と、白砂でできた円すい型の二つの山が目に入ります 。高さ約1メートルの白砂の山は「立砂(たてずな)」と呼ばれ、神様が降り立つための象徴として作られたそうです。
昔から『清らかな水は汚れを流す』という信仰があり、境内にはいくつかの小さな流れがあります。上賀茂神社の手水舎(ちょうずや)では、手を清めながら、ふと目に留まったかわいいオブジェが、心を和ませてくれました。
本殿の前にある朱塗りの楼門(ろうもん)は、上賀茂神社を象徴する建造物のひとつです 。自然の緑、青い空、楼門の朱色が織りなすコントラストは非常に美しく、ここで記念撮影する人も多かったです 。楼門を背景に写真を撮れば、素晴らしい一枚が撮れると思います。
楼門のすぐそばにある片岡社(かたおかしゃ)は、縁結び、子授け、家内安全、安産の神として、平安時代から女性を中心に親しまれてきました。
ここに掲げられている絵馬(えま)はハート型に見えることから、SNSでも話題を集めているそうです 。
楼門の東側にある「須波(すわ)神社」 は、心を鎮める“癒し”のご利益があります 。静かで落ち着いた、不思議な空間でした。
東側の芝生広場の奥に流れる「ならの小川」。 「渉渓園(しょうけいえん)」や本殿付近まで続くこの小川は、周囲の緑と相まって、自然豊かな景色を作り上げています 。
参拝後は、「渉渓園 (しょうけいえん) 」へ立ち寄りました。上賀茂神社の敷地内にあり、美しい苔の中を小川が流れていました。太古からの木々がそびえる庭園では、貴族が詩歌を披露する曲水の宴(きょくすいのえん)が開かれたという歴史もあるそうです 。苔と小川のコントラストがとても美しく、自然に囲まれてとてもリラックスできました。