嵐山竹林の小径(あらしやまちくりんのこみち)は、京都市西側の嵐山に位置する、京都を代表する観光スポットのひとつです。400mにわたる遊歩道には、高い竹がぎっしりと生えていて、静かな竹林の中をのんびり散策できる素敵な場所なんですよ。
今回は、そんな嵐山竹林の小径の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から嵐山竹林の小径へのアクセス
京都駅から嵐山竹林の小径へ行くには、電車を利用するのが便利です。
JR嵯峨野線は、32番、33番ホームから出発します。
京都駅からは、約20分で到着します。
改札を出たら左に進み、南口から駅を出ます。
駅を出たらすぐに右へ曲がり、脇道に入ります。
右側には嵯峨トロッコ駅(さがとろっこえき)が見えてきます。
上の写真の脇道に入ります。
脇道に入ると、すぐに竹林の小径の入り口が見えてきます。
嵐山竹林の小径の見どころ
この竹林の小径では、空が見えないほどの背丈の高い竹がずらりと並んでいます。その光景はまるでおとぎ話の中に迷い込んだようで、いつもとは違う神秘的な雰囲気を楽しめました。
道が一旦開けた後、少し進むとまた本格的な竹林の道が現れます。
平安時代(794-1185)には貴族の別荘地だったとも言われ、かつての貴族たちが愛した竹林の情景が、千年を経た今も残っています。ところで、日本は地震が多い国ですが、京都に竹林が多いのは、地盤を強くして土砂崩れを防ぐために、根のしっかりした竹を植えたからだとも言われています。
この竹林には、日本の竹の中でも最大級のものがあり、なんと高さ約25mもあります。地上からまっすぐ伸びる竹が、徐々に上の方で内側に倒れ込んでくる様子は、まるで竹のトンネルをくぐっているような不思議な感覚です。
嵐山竹林の小径は世界的に有名なので、観光客もたくさん訪れます。ゆっくり楽しみたい方は、早朝に行くのがオススメ!早朝なら、静かな竹林を独り占めして、のんびりと散策できます。この日は朝の8時頃に訪れましたが、竹の間から差し込む朝日がとても美しく輝いていました。
竹林の途中には、野々宮神社(ののみやじんじゃ)があります。ここは縁結びや子宝安産(こだからあんざん)の神様として人気のパワースポットで、特に女性に人気があります。
野宮神社には、日本で唯一の「黒木の鳥居(くろぎのとりい)」があります。朱塗りでも石造りでもなく、そのままの木を使った、とても貴重な鳥居なんですよ。保存が難しく、原木のクヌギを手に入れるのが大変なので、まさに珍しい存在です。
嵐山竹林の小径の基本情報
近くには、嵐山モンキーパーク、天龍寺、おたぎ念仏寺などの観光スポットもあります。もし興味があれば、以下の記事もあわせてご覧いただけると嬉しいです。