東福寺(とうふくじ)は、京都随一の紅葉の名所と呼ばれています。東福寺の紅葉の見どころは、通天橋(つうてんきょう)と呼ばれる高さ10mの外側に張り出した舞台からの景色です。 雲海のような紅葉が目の前に広がり、素晴らしい景色を作り出します。
今回は、そんな東福寺の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から東福寺へのアクセス
京都駅から東福寺へ行くには、電車を利用するのが便利です。
JR奈良線は、10番ホームから出発します。
JR東福寺駅は、京都駅から最初の駅で、所要時間は約2分です。
東福寺の見どころ
はじめに見えてくるのが臥雲橋(がうんきょう)です。この橋は、地域の方の生活道路にもなっているため、拝観料がかからずに通ることができます。
遠くに見えているのが、東福寺1番の絶景スポットである通天橋(つうてんきょう)です。この橋から紅葉越しに眺める通天橋も絶景ポイントです。まるで紅葉の雲海に通天橋が浮かんでいるような光景が見れます。
中に入ってしばらく進むと、通天橋へのチケット売り場があります。
中に入ったら、敷地内は360度見渡すかぎり紅葉です。敷地内の「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる渓谷(けいこく)は、赤や黄、橙と色とりどりに染まった木々で埋め尽くされています。どこを切り取って写真を撮っても綺麗です。
落ち葉により、地面が赤や黄色のじゅうたんのようになっていて圧巻の美しさです。
カラフルな落ち葉と苔のコラボレーションも見事で、美しかったです。
小川もあり、小川を赤や黄色の葉が、埋め尽くしていたのもまた風情がありました。
渓谷を通り過ぎると、通天橋側に出ます。ここにも真っ赤なもみじがあって綺麗でした。
渓谷を登ったすぐさきに、通天橋の入り口があります。
全長27mの通天橋の中央に、通天台(つうてんだい)と呼ばれる外側に少し張り出した見晴らし台があります。
高さ約10mの見晴台からの景色は、色鮮やかな雲海の上に立っているような感覚をも覚える絶景ポイントでした。通天橋の下を川が流れ、その川沿いに約2,000本のカエデが植えられていて、色鮮やかで美しい風景を作り出しています。じつは、この人気スポットは、14〜15世紀ごろに修行の妨げになるため桜の木をすべて伐採したことから生まれた景色だそうです。修行僧が渓谷を渡る苦労を緩和するためにかけられた橋が、桜の代わりに植えられた2000本のカエデを見下ろす絶景ポイントとして広まったそうです。偶然とはいえ驚きです。
橋の最後にある黄色のもみじも綺麗です。奥の赤のもみじとのグラデーションがフォトジェニックで見事でした。なお、東福寺の紅葉の見頃は、例年11月中旬~12月初旬頃です。
東福寺の基本情報
近くには、伏見稲荷大社などの観光スポットもあります。もし興味があれば、以下の記事もあわせてご覧いただけると嬉しいです。