仁和寺(にんなじ)は、京都を代表する桜の名所です 。毎年春には、沢山の桜が境内(けいだい)を美しく彩ります 。中でも「御室桜(おむろざくら)」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林は格別で、国の名勝(めいしょう)にも登録されているほどです 。
今回は、そんな仁和寺の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から仁和寺へのアクセス
京都駅から仁和寺に行くには、バスの利用が最も便利です。電車を利用する場合、最寄りの駅から仁和寺まで徒歩約15分かかります。一方、バスは少し時間がかかりますが、最寄りのバス停が仁和寺のすぐ前にあります。
バスターミナルは、京都駅の中央口を出たすぐの場所にあります。
京都駅からは、約40分で到着します。仁和寺はバス停の目の前です。
仁和寺の見どころ
仁和寺の正門である「仁王門(におうもん)」 。知恩院(ちおんいん)の三門(さんもん)、南禅寺(なんぜんじ)の三門とともに選ばれた「京都三大門」の1つ。平安時代(795年-1185年)の伝統を引き継ぐ和様の門で、重要文化財に指定されています 。
正面の左右には、仁王像(におうぞう)が置かれています。近くで見ると立派で迫力がありました。
仁王門をくぐってすぐ左手に見える「御殿(ごてん)」
入り口付近にはピンク色が鮮やかな桜が咲いており、美しかったです 。
「御殿」には、美しい庭があり、石橋がかけられた池を前面に、池越しに「五重の塔」を望むことができます 。
建物の中を鑑賞でき、桜などの模様が描かれており、美しいです。
沢山の桜が境内を美しく彩ります 。
境内の奥に進むと、仁和寺のシンボルとして親しまれている「御室桜(おむろざくら) 」があります 。
展望所があり、5重の塔を背景に、約200本の美しい桜を鑑賞することができます 。
5重の塔は、1644年に建立され、重要文化財に認定されている総高36.18mにも及ぶ巨大な塔です 。東寺(とうじ)の五重の塔と同様に、上層から下層にかけて、各層の幅にあまり差が見られない姿が特徴です。これは約400年前の江戸時代の建築の特徴だそうです。1層目の柱や壁の表面には、仏や桜の花の模様などが描かれています。
ここに植えられている桜は、木の高さが約3mと低く、根元から枝が張って咲くのが特性です 。そのため、展望所までの行き帰りの途中ではすぐ目の前で鑑賞できます 。
例年京都の桜のピ ークは3月末から4月上旬ですが、仁和寺の桜は遅咲きで有名で、4月上旬〜中旬が見頃です 。桜の時期は混雑するので、早朝や平日に訪れると比較的空いています。
仁和寺の基本情報
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