西本願寺(にしほんがんじ)は、阿弥陀如来(あみだにょらい)をおまつりする寺院です 。世界文化遺産にも登録されており、御影堂(ごえいどう)や阿弥陀堂(あみだどう)、唐門(からもん)など古都京都の数々の貴重な文化財を見学できます 。個人的には、唐門が華やかで、特に見応えがありました。
今回は、そんな西本願寺の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から西本願寺へのアクセス
西本願寺は京都駅からは1.2kmで、徒歩約17分です。市バスで行く場合は、京都駅から西本願寺前バス停まで約6分です。バスを待つ時間を考えると歩いたほうが早いかもしれません。
上の写真が入り口の御影堂門(ごえいどうもん)です 。歴史を感じさせる重厚な門です 。1636年に建立され、重要文化財に指定されています。
西本願寺の見どころ
歩いて向かう途中で、表側ではなく脇道を行くと、そこには華やかな国宝の唐門があります 。
1618年に移築された、西本願寺で最も古い建物といわれています 。唐門の華やかさに思わず息を呑みました。
中の装飾は、雲にキリン、牡丹(ぼたん)に唐獅子(からじし)、竹に虎など、中国故事にちなんだ彫刻が華麗(かれい)に施されています 。
目隠塀(めかくしべい)は、江戸時代(1603-1868年)後期の建築と言われています 。御影堂が外から見えないようにするためのものだそうです。
下の写真は、御影堂(ごえいどう)で、東西48m、南北62m、高さ29mあり、広大さが圧巻でした。1200人収容可能で、外陣には3000人を収容できるといいます 。国宝に指定されています 。
残念ながら撮影禁止ですが、建物内部は美しい装飾に覆われており、荘厳(しょうごん)な光景が広がっています 。
上の写真は、1788年ごろに移築された阿弥陀堂門(あみだどうもん)と呼ばれる門で、重要文化財に指定されています 。
金色の飾り金具や透かし彫刻が美しい門です。
上の写真は、手前が阿弥陀堂(あみだどう)で東西42メートル、南北45m、高さ25mあります 。国宝に指定されており、阿弥陀如来の木像などが安置されています 。世界でも最大級の木造建築物「阿弥陀堂」と「御影堂」が並ぶ様には圧倒させられました。
隠れた見どころとして、御影堂と阿弥陀堂の廊下には大工さんが作った遊び心のある木片(もくへん)が埋め込まれています 。これは、経年劣化により穴が開いてしまった部分を別の木で埋めて補修する工法です 。上の写真は富士山の形をしたものです 。
瓶のかたちをした埋め木(うめき)もありました。
本堂の可愛い廊下の修繕(しゅうぜん)には笑顔が出ました。いろいろな形があるので発見するのも楽しいと思います 。
西本願寺の基本情報
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