三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)は、京都の中でも特に印象的なスポットです 。1,000体の千手観音像(せんじゅかんのんぞう)が黄金色に輝き、その幻想的な雰囲気が大人気のお寺です。南北120メートルに伸びる長大な空間に仏像がひしめく光景は、一度見たら忘れられない光景です。
今回は、そんな三十三間堂の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から三十三間堂へのアクセス
京都駅から三十三間堂へ行くには、バスを利用するのが便利です。
バスターミナルは、京都駅の中央口を出たすぐの場所にあります。
D2と書かれた標識が目印です。
京都駅からは、約10分で到着します。
三十三間堂は、バス停の目の前にあります。上の写真はその入り口です。
三十三間堂の見どころ
三十三間堂は、日本一長い歴史的木像建造物で、その長さはなんと120メートル。
堂内に入ると、目に入るのが、ずらりと並んだ観音立像(かんのんりつぞう)。建物内部は残念ながら撮影禁止のため、上の写真はポスターを表示しています 。特に注目すべきポイントは、実はこの観音像は、一つ一つが違った表情をしています。会いたい人に似たお顔を見つけることができると言われているそうです。
金色に輝く千手観音が120メートルにわたって並ぶ姿は、忘れられない光景でした。
上の写真もポスターですが、堂内の中央に安置されているのが、高さ3.35mもある巨大な千手観音坐像(せんじゅかんのんざぞう)です。繊細な彫刻が美しく、鎌倉時代の彫刻の傑作とされています。1000体の観音立像と中央の観音坐像合わせて千手観音は1001体あります。1000が数え切れないほどの数量を意味し、それを1つ超えるともはや『無限』と昔の人はとらえたそうです 。
堂内の両端には、迫力ある風神・雷神像(ふうじん・らいじんぞう)が置かれています 。風神・雷神像の彫像としては、日本最古の作品といわれています。この像の目には水晶が入っていて、細部まで丁寧に作られています。
現在の建物は1266年に建てられたものですが、観音像が地震でドミノ倒しにならないよう、なんと「免震工法(めんしんこうほう)」で建てられています。お堂の地盤に砂利と粘土を層状に重ねて地下振動を吸収しているそうです。この時代の建築家のスキルは恐るべしです。
また、お堂の外にはお庭が広がっていて、綺麗に整えられており癒されます。堂内を見終わったあとは、お庭をゆっくり歩くのもいいかもしれません。
三十三間堂の基本情報
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