宇治上神社(うじがみじんじゃ)は、1060年に建てられ、本殿は現在残っている建物の中で日本最古の神社建築物です。また、世界遺産にも登録されています。
今回は、そんな宇治上神社の見どころを写真とともにご紹介します。
京都駅から宇治上神社へのアクセス
京都駅から宇治上神社へ行くには、電車を利用するのが便利です。
宇治行きのJR奈良線は、8番、9番、10番のホームから出発します。
京都駅からは、約16分で到着します。
改札を出たら左に進み、南口から駅を出ます。
街中には、平等院や宇治上神社への方向を示す看板がところどころにあり、わかりやすかったです。
宇治上神社に行く途中で、宇治橋(うじばし)を渡りました。宇治橋は、なんと西暦646年に架けられた歴史ある橋で、日本三古橋の一つとして知られています。
晴れた日だったので、155.4メートルの橋を渡りながら美しい景色を楽しむことができました。
写真の奥に見える橋は、朝霧橋です。ちなみに私は、同じ日に平等院を訪れた後、宇治上神社に向かいました。平等院から歩いて宇治上神社に向かう際には、宇治橋よりも朝霧橋を通った方が早いかもしれません。
宇治上神社の見どころ
こちらが宇治上神社の入り口です。宇治上神社は平等院と同じ時期に建てられたと言われており、平等院を守る神様として建てられたそうです。
宇治上神社の境内は、とても静かで厳かな雰囲気が漂っています。
こちらが本殿・拝殿への入り口です。入り口も緑に囲まれて、とてもいい雰囲気です。
鳥居をくぐると、まず目に入るのが国宝の「拝殿(はいでん)」です。拝殿は本殿ほど古くはありませんが、1215年頃に建てられたもので、約800年間そのままの姿を保っています。
拝殿の前には「清め砂」という円錐形の砂山があって、邪悪なものの侵入を防ぐために置かれています。
拝殿の隣には、立派な手水舎(ちょうずや)があります。宇治はお茶で有名で、室町時代には優れた茶園が作られ、「宇治七名水」と呼ばれる名水も生まれました。宇治上神社内にある「桐原水(きりはらみず)」は、その一つで、今でも流れ続けている唯一の水源です。
手水舎の隣には、樹齢330年以上のご神木「けやき」があります。
拝殿の裏側に回ると、中には入れませんが、拝殿の内部を覗くことができます。内部は、平安時代の優美な雰囲気を漂わせる格子戸が特徴です。
実は、宇治上神社では結婚式がとても人気で、海外からも多くの人が挙式を希望して訪れるそうです。歴史ある建物での結婚式は、本当に素敵な体験だと思います。
「本殿」は拝殿の奥にあります。歴史的な資料は残っていませんが、科学的な年輪年代法で1060年に建てられたことがわかっています。約1000年間、焼けることなく朽ちることなく、今も残り続ける貴重な建物で、国宝として多くの人々を魅了しています。